2015/11/14

『ファッションと芸術とビジネスを結ぶ』vol.2 アーブル美術館 大々贋作展!「真似されるものこそ、本物だ。真似されるものを作れ。」



give me your time:4min

どうも、アートリサーチャーさくらこです。
今週の土日は家に引きこもって、最近見てきたアート、感じたことをアウトプットしようと思っています。(ただの金欠)


『ファッションと芸術とビジネスを結ぶ』vol.2 アーブル美術館 大々贋作展!「真似されるものこそ、本物だ。真似されるものを作れ。」

 

photo by アーブル美術館FB

そこにある作品は、贋作。本物ではなく、本物に似せて描いた偽物。
なのに、アーブル美術館の展示会場には多くの人がいた。しかも、みんな笑顔で作品を見つめていた。

アーブル美術館は、小学生2人と母親の3人組アート集団。
ルーブル美術館に憧れた母親が、貯蔵作品を子ども達に描かせたことから始まって、今では各所で個展を開催するほどの人気ぶりです。

 わたしもファンのひとりです。


「偽物と分かっていても、見たい。」

photo by アーブル美術館FB

偽物と分かっていても、アーブル美術館に足を運ぶ理由は、
作品がオリジナリティーであふれているからだと思いました。


オリジナルじゃなくて、オリジナリティー。
「オリジナル」は、最初の・原始の・本来のって意味なんだけど
「オリジナリティー」は、独創性・斬新さと訳されます。

 
わたしの中高時代に使っていた電子辞書(なつかしい)に、すてきな用例が乗ってました笑

"show striking originality in one's art"
“芸術にきわだった斬新さを示す”

彼らの作品は全て段ボールの上に描かれていて、それだけで子どもらしさとか手作りの温もり感が伝わる。





by アーブル美術館FB


都内に近い人は、渋パルに行ってみて!16日(月)までです。

そして彼らの地元静岡でも、作品が見られます。
D&DEPARTMENT SHIZUOKA の2階のお手洗いが、アーブル美術館 別館なんだって!




草間弥生 展のときの写真 by アーブル美術館FB

 

「真似されるものこそ、本物だ。真似されるものを作れ。」

 

先日、ある人に言われた言葉です。真似されるレベルをめざせって。
この社会には「盗む価値のある」ものと、「盗む価値のない」ものだけ。


ココ・シャネルもデザインが盗作されたとき、堂々としていたのは「売れるって分かったから真似されたんでしょ。それって最&高じゃない?」というニュアンスの言葉を残しています。

「いいと思ったものをコピーしよう。コピー、コピー、ひたすらコピー。その先に自分が見つかる」by 山本耀司

「何もまねしたくないなんて言ってる人間は、何も作れない」by サルバトール・ダリ


 

 

流行=パクりの流れは、誰が止める?

 

先日、わたしの憧れのミーシャさんがこんなこと呟いてました。




単にスタイル(日本語で言うコーディネート)を真似するだけじゃいけない。
スタイルの奥にある「考え方」を真似しないと、そんなのただの量産型になります。


ファッションにしても、芸術にしても、その人や作品の背景を知ってから真似しましょう。

参考書:クリエイティブの授業”君がつくるべきもの”をつくれるようになるために オースティン・クレオン(実務教育出版)



渋谷のチルスポット ナポリス!!!

さぁ!!!
『ファッションと芸術とビジネスを結ぶ』シリーズ、次はついに村上隆の個展について!!!


最後まで読んでくれたあなた、ありがとう。

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I WILL CHANGE MYSELF.
DTTA アートリサーチャーさくらこ


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