どうも、アートリサーチャーさくらこです。
1月9日のコム・デ・ギャルソン16SS立ち上がりでインスタが湧く中、昨年はよくお買い物したな〜と振り返っています。
2015年のお買い物を振り返った時に、1番高額だったものはNORITAKA TATEHANAのパスケースでした。
高額すぎて、親に言ったら怒られるかな?って思っていたんだけど、父親が「一つひとつ手作業で制作しているし、ますます躍進中の舘鼻さんだからこそ、別に高くないと思うよ。」と言ってくれてホッとしました。
でも、マルジェラのユーズドの足袋ブーツ(5万強)を見せた時は「まぁ〜った、そんなの買って。身の丈の買い物しなさい。破産しても知らないよ!」と怒られました笑
どちらも私にとっては、値段に変えられない想いや夢が詰まった相棒です。
今日は、同じ値段でも高いと感じたり、安いと感じたりする「セルフ市場価値」について書いてみます。
ギャルソンの3,500円は、安い。それが、ただの白い靴下であっても。
大学生のころ、古着屋でときめく服をディグることが大好きでした。
自分の好きな系統や、コーディネートの仕組みが分かっていくと、洋服をどんどん揃えたくなるんです。
お金のない中で、やりくりすることも楽しかった。
左側 大学でもカラス族(リュック以外古着) 右側 ネオカラス族(ブーツ以外古着) |
そんな私の贅沢の一つに、福岡のギャルソンに行くという行為がありました。
ジュンヤや本ラインは、決して安くないというか高いので、シャツ一枚買うのも手に汗握ります笑
昨年の冬は引越しのために節約していたのですが、ショップに言って店員さんと楽しくお喋りしたり試着させてもらったりすると、ただでは帰れません笑
学生の私にとってプロパーのギャルソンの服は、リアルクローズではありませんでした。
美術館に行く感覚に近かったので、入場料のつもりでその日は3,500円のジュンヤワタナベの真っ白な靴下を買いました。お店の中では一番安かったけど、ジュンヤワタナベの靴下なのが嬉しかった!
次の日、インスタに写真を上げるために、買ったままの状態の靴下を持って、ゼミに行きました笑
「かわいいね!さくらこが新品買うって珍しくない?いくらなの?」みたいなことを聞かれましたので、素直な気持ちで
「安かったよ!3,500円!」
そう答えた瞬間、一瞬空気が凍ったのが分かった(真顔)
あわてて「いや、普通やったら高いけど、ギャルソンの中だったら安いってことね!」と答えました。
みんな、笑って「だよね〜ビビったわ!」って言うので、価値観が違う人と話す時は気をつけようと学びました(大人の階段)
付加価値(ブランド力)で変動する「セルフ市場価値」
学生時代、緑のエプロンのカフェでアルバイトしていましたが、そこで私は「付加価値」の重要性を学びました。
モテたかったからお団子ヘアーの19歳のわたし(下半分は相変わらず刈り上がっている) |
コンビニをスルーして、毎日1杯300円のコーヒーを買われる常連さんや、680円のフラペチーノをご褒美と言う女子高生、マイカップを持って受験勉強しに通ってくれる男子高校生など。
うちの店を選んで来てくれたのならば、最高のおもてなしがしたい。
他のカフェより高い分は、スタッフの接客や店内空間で期待以上の感動体験をしてもらうんだ!と緑の血が流れるほど突き詰めていました笑
今はカスタマーとして付加価値を提供される側になったのですが、「付加価値ついてる度数」の店舗格差を感じます。
納得いく308円なのか、1杯飲んで終わる300円なのか、2杯目リフィルで頼んで帰ろうと、もう100円投資する1杯のコーヒーだったのか。
その時に感じる「付加価値」で「セルフ市場価値」は変動しやすいんですよね。
みんな違ってみんないい、だからこそ共通の価値観の友人や自分の水準を上げてくれる人を探そう
冒頭、タテハナさんのパスケースは妥当な買い物だと言ってくれたのに、マルジェラの足袋ブーツは背伸びしすぎ!と言う父の話をしました。
マルジェラの足袋ブーツ、定価だと14万とかだよ?!って反論して、めっちゃ破格なんだよってアピールしたけど、通じませんしさらに炎上させた!笑
でも、分かるんです。父の気持ちが。
父は、マルジェラがどんなブランドで、足袋ブーツがどんな名作なのか、そのストーリーを知りません。
でも、タテハナさんのことは好きで、よく知っています。
その作品の裏にあるストーリーを知った上でお買い物する、という父の流儀は私のお買い物の水準にもなっています。
なので、引っ越してきて仲良くなったファッション好きな友人たちも、ある意味ブランドオタクです。
なぜこのブランドが好きなのか、自分できちんと理由を持っていると思います。
ただ流行だから、この形のスカート、この形のコート買うっていうんじゃなく、流行を加味しつつも、自分だったらこう着よう!ってイメージかな!
そして同じ価値観の友人だけではなく、自分の水準よりも1段も2段も上の方とお付き合いすることも大切ですね。
自分の知らない水準も見せていただけたり、年上の方と緊張感を持って関わるというのは、何歳になっても役に立つことと母が言っていました。
ただ注意なのは、カリスマ性を振りかざしてきて若手(特に学生)を駒使う年下としか付き合えないワンマン先輩タイプの人には気を付けましょう。(遠い目)
失敗談も話してくれて、なんだったら後輩として関わるのではなく同志として対等に向き合ってくれるような人がベストです。
そういう人と出会えるかどうかも自分次第なので、審美眼を鍛えつつ失敗しつつ、2016年みんなでチャレンジしていきましょう!
そんなこんなで、次回はオレ友シリーズに「ファッションスタイリストのアシスタント」をしている カネミツ ヒデユキさんです。(更新予定:2016年1月11日)
スタイリングの作品、チラッと見せるよん!!
スタイリストを志すきっかけや、現在のお話も聞いたんだけど、正直なんか泣けたんですよね!笑
服が好きって、こういうことか!って思いましたので、お楽しみに。
ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
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外国語に訳してくれる方も募集中!
I WILL CHANGE MYSELF.
DTTA アートリサーチャーさくらこ
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