東コレ3日目、実は1番期待していた日でした。
19日文ちゃんが参加したショーは全部で4つ。
文ちゃん沢山歩いてくれてありがとう!(カバー写真はその足元)
観覧したのはヨハンクー、ドレスドアンドレスド、シナスイエン、コシェ(コーシェ)
今日は川柳と合わせて、本日も正直な感想と、世界から見た東コレについて考えたいと思います。
ファッション川柳
ファッションショー
とんちゃん通りで
やるセンス
最高すぎかよ
koche in TOKYO
分かる、禿同。
「パクるは恥だが、黒になる」道を選んだ?ドレスアンドレスド
日本人デザイナーとして、それなりの若者のファンもいて、それなりのビジネスセンスもあり、それなりのステータスを築き上げてきたドレスド。
それが、、、
今回は、、、マジでSHOCKですね。
VETEMENSとバレンシアガの要素、頂き過ぎ!
— アートリサーチャーさくらこ (@sakurako_art) 2016年10月19日
「パクるは恥だが、黒になる」とは、一見パクるというのは大変恥ずかしい事なのですが、本物に手が届かない若年層には売れて、売り上げ的には黒地になるということです!!
…ZARAコースだけは、避けてください。
本当に、ここからの軌道修正を願う。
4大コレクションと並ぶのは辞め、モデルより東京の顔を選んだコシェ。でもそれが、地味にすごい。
何で凄いって、今回のファッションウィーク期間(まだ3日目ですが)、海外ブランドとしては、最も日本人消費者の心を鷲掴みにしたからです。
アヤバンビがダンス披露したレオナードウォンも良かったかも知れないけど、あのショーは完璧にアパレル関係者向けです。
コシェは、違います。明らかに、私たち一般ピーポー(顧客、もしくは顧客予備軍)向けのショーでした。
しかもキャスティングが最高。
見たことある顔、東京のリアルストリートで生きてる顔もいれば、えみちぃ(そう鈴木えみ)も歩きました。
このごちゃ混ぜ感が、まさに東京じゃないですか?
コシェのショーこそ、切ったら血が出るショー。つまり、今を生きてるショーだったと思います。
スタイリングにしても、今まさに店頭販売している秋冬ものと、来シーズンの春夏物ものをミックスしてありました。
なんと、顧客向け!なんと、素敵で嫌味のないビジネス展開!
夢があるファッションショーとは、ただ服がカッコイイやら演出が凄いやら、インフルエンサーが招待されてるやらだけでは無いです。
こうやって、ステキ!と思ったものを、お店に行って購入できるスピード感が今の世の中にあってる。
コシェのショーは、大大大成功だと思います。
VOGUE RUNWAY にリアタイで更新されない東コレ
世界から見た東コレを考えたとき、まずその物差しになるのがVOGUE RUNWAY にリアルタイムで更新されるかされないかだと思います。
4大コレクションが終了しても、世界のあらゆる国でファッションショーは続いています。
ウクライナ、ロシア、へ〜こんな感じなんだ〜と感心している場合ではありません。
すでに東コレ3日目だというのに、1つのブランドも取り上げられてない。
え、カメラマン配置してないの?
それって、期待されてないの?
悲し過ぎる。
では、どうしたら世界の中でも注目される東コレになれるのでしょうか。
「逃げるは恥だが、役に立つ」道を選ぶことで、新しい文化を作ろう
どうしたら世界から注目される東コレになるか、それが逃げ恥の選択肢です。
昨シーズンのリトゥンアフターワーズも、今シーズンのコシェも、関係者のみのショーではなく、見たい人は誰でも見れるオープンスペースでのショーでした。
そしてそのどちらも、タダで観れたのに、なんか凄いの観れた!と言える服と演出。
拡散するスピード、分母、共に他ブランドとは比較にならない。
ここ小さな東京では、一般ピーポーを巻き込むやり方が合ってるのかもしれません。
町ぐるみのファッションウィークと言えば、パリコレです。
パリコレ期間に、カニエウエストの妻キムカーダシアンが強盗にあった事件がありました。
その事について、街頭インタビューを受けていた人(ユニクロを着てそうなおばさん)が、
「せっかくのファッションウィーク期間なのに、(パリの)イメージが悪く本当に最悪だわ。」
と応えてました。
ここに、パリの住民がファッションウィークを受け入れ認知し誇りに思っている雰囲気を感じます。
歴史の長さ違うので当たり前ですが、東コレも4大コレクションに食い込もうとするよりも、都民ファーストなオープンスペースショーを続けてみると、良いかもしれません。
ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
心に上質なベルベットジャケットを纏って、今日も1日頑張りましょう。
行ってらっしゃいませ。
アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太
0 件のコメント:
コメントを投稿