2016/10/20

東コレ3日目 ファッション川柳&正直な感想、東コレは4大コレに並ぶのはおよしなさい。という話し



どうも、アートリサーチャーさくらこです。

東コレ3日目、実は1番期待していた日でした。

19日文ちゃんが参加したショーは全部で4つ。
文ちゃん沢山歩いてくれてありがとう!(カバー写真はその足元)

観覧したのはヨハンクー、ドレスドアンドレスド、シナスイエン、コシェ(コーシェ)


今日は川柳と合わせて、本日も正直な感想と、世界から見た東コレについて考えたいと思います。


ファッション川柳


ファッションショー
とんちゃん通りで
やるセンス
最高すぎかよ
koche in TOKYO

分かる、禿同。



「パクるは恥だが、黒になる」道を選んだ?ドレスアンドレスド

日本人デザイナーとして、それなりの若者のファンもいて、それなりのビジネスセンスもあり、それなりのステータスを築き上げてきたドレスド。

それが、、、

今回は、、、マジでSHOCKですね。

VETEMENSとバレンシアガの要素、頂き過ぎ!

「パクるは恥だが、黒になる」とは、一見パクるというのは大変恥ずかしい事なのですが、本物に手が届かない若年層には売れて、売り上げ的には黒地になるということです!!


…ZARAコースだけは、避けてください。


本当に、ここからの軌道修正を願う。


4大コレクションと並ぶのは辞め、モデルより東京の顔を選んだコシェ。でもそれが、地味にすごい。

何で凄いって、今回のファッションウィーク期間(まだ3日目ですが)、海外ブランドとしては、最も日本人消費者の心を鷲掴みにしたからです。


アヤバンビがダンス披露したレオナードウォンも良かったかも知れないけど、あのショーは完璧にアパレル関係者向けです。


コシェは、違います。明らかに、私たち一般ピーポー(顧客、もしくは顧客予備軍)向けのショーでした。

しかもキャスティングが最高。

見たことある顔、東京のリアルストリートで生きてる顔もいれば、えみちぃ(そう鈴木えみ)も歩きました。

このごちゃ混ぜ感が、まさに東京じゃないですか?


コシェのショーこそ、切ったら血が出るショー。つまり、今を生きてるショーだったと思います。

スタイリングにしても、今まさに店頭販売している秋冬ものと、来シーズンの春夏物ものをミックスしてありました。

なんと、顧客向け!なんと、素敵で嫌味のないビジネス展開!

夢があるファッションショーとは、ただ服がカッコイイやら演出が凄いやら、インフルエンサーが招待されてるやらだけでは無いです。


こうやって、ステキ!と思ったものを、お店に行って購入できるスピード感が今の世の中にあってる。


コシェのショーは、大大大成功だと思います。


VOGUE RUNWAY にリアタイで更新されない東コレ

世界から見た東コレを考えたとき、まずその物差しになるのがVOGUE RUNWAY にリアルタイムで更新されるかされないかだと思います。


4大コレクションが終了しても、世界のあらゆる国でファッションショーは続いています。


ウクライナ、ロシア、へ〜こんな感じなんだ〜と感心している場合ではありません。

すでに東コレ3日目だというのに、1つのブランドも取り上げられてない。

え、カメラマン配置してないの?
それって、期待されてないの?

悲し過ぎる。

では、どうしたら世界の中でも注目される東コレになれるのでしょうか。


「逃げるは恥だが、役に立つ」道を選ぶことで、新しい文化を作ろう

どうしたら世界から注目される東コレになるか、それが逃げ恥の選択肢です。


昨シーズンのリトゥンアフターワーズも、今シーズンのコシェも、関係者のみのショーではなく、見たい人は誰でも見れるオープンスペースでのショーでした。


そしてそのどちらも、タダで観れたのに、なんか凄いの観れた!と言える服と演出。


拡散するスピード、分母、共に他ブランドとは比較にならない。


ここ小さな東京では、一般ピーポーを巻き込むやり方が合ってるのかもしれません。


町ぐるみのファッションウィークと言えば、パリコレです。

パリコレ期間に、カニエウエストの妻キムカーダシアンが強盗にあった事件がありました。

その事について、街頭インタビューを受けていた人(ユニクロを着てそうなおばさん)が、
「せっかくのファッションウィーク期間なのに、(パリの)イメージが悪く本当に最悪だわ。」
と応えてました。

ここに、パリの住民がファッションウィークを受け入れ認知し誇りに思っている雰囲気を感じます。


歴史の長さ違うので当たり前ですが、東コレも4大コレクションに食い込もうとするよりも、都民ファーストなオープンスペースショーを続けてみると、良いかもしれません。


ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。


心に上質なベルベットジャケットを纏って、今日も1日頑張りましょう。
行ってらっしゃいませ。


アートリサーチャーさくらこ&ブロガー清水文太

0 件のコメント:

コメントを投稿